3校並び、きょう再戦 春季東海地区大学野球開幕

【皇學館大―東海大静岡 東海大静岡を5安打完封して勝利投手になった皇學館大・佐野=ダイムスタジアム伊勢で】

全日本大学野球選手権の代表決定戦を兼ねた東海地区大学野球春季選手権大会(東海地区大学野球連盟主催)は20日、三重県伊勢市楠部町のダイムスタジアム伊勢で開幕。計3試合が行われ、皇學館大、中部学院大(岐阜)、東海大静岡キャンパスの3校がともえ戦方式総当たり勝率制で対戦した結果、3校が1勝1敗で並び、21日に再び行われることになった。

2015年以来8年ぶり2度目の全日本大学選手権出場を目指す皇學館大は第2試合、第3試合に連続出場。第2試合の中部学院大戦を3―6で落としたが、続く第3試合で東海大静岡を2―0で下した。

東海大静岡戦では先発した佐野瑠勇(3年・神戸)が5安打無失点で完投。三回に1点を先制した後無得点だった打線も九回、先頭の5番中川聖也(4年・菰野)が中前打で出塁後、敵失と犠打で生還し待望の追加点を挙げた。

【皇學館大―東海大静岡 九回表無死満塁から三走中川が8番伊東の犠打で生還。皇學館大が貴重な2点目を挙げる=ダイムスタジアム伊勢で】

21日の試合予定は次の通り(かっこ内は試合開始予定時刻)

①皇學館大―東海大静岡(9時~)②中部学院大―1試合目の敗者(11時半~)③中部学院大―1試合目の勝者(14時~)

ボール見えてきた
皇學館大5番中川聖也の話 (初戦の中部学院大戦は4打数1安打無得点)気持ちが出過ぎて体が前に突っ込んでいた。2試合目(東海大静岡戦)の途中からボールが見えてきたので明日も頑張る。

調子が戻ってきた
東海大静岡を5安打完封した皇學館大・佐野瑠勇の話 今日はアウトコースに直球、変化球ともに決まっていた。春の県リーグ戦途中で調子を落としていたがだいぶ戻ってきた。明日もやるしかない。

失投、助けられた
中部学院大戦で七回途中から継投し負け投手になった皇學館大・江南怜の話 (九回表2死一、三塁のピンチで中部学院大5番大江に決勝の3ランを許す)自分の失投。チームメートに助けられたので明日は自分が助けたい。