子どもらサツマイモ植え付け体験 松阪でクラギ「農場祭」 三重

【サツマイモの植え付けを体験する子どもたち=松阪市嬉野黒野町で】

【松阪】農業屋を運営するクラギ(三重県松阪市川井町、竹内秀樹社長)は20、21の両日、松阪市嬉野黒野町のクラギ嬉野農場で「農場祭」を開催している。午前9時―午後4時まで。

農場祭は、同社のSDGs(持続可能な開発目標)宣言に基づく取り組みで、種苗や樹木の販売を通して緑の創出や保全につなげることが目標。

会場には、アジサイやブーゲンビリアなどの花苗や野菜苗が並び、多くの来場者でにぎわった。

20日は会場内で小学生向けのサツマイモ植え付け体験があった。同市内から70人が参加し、土に触れて汗を流しながら、サツマイモの育て方などを教わった。

同体験会は子供たちに農作物づくりの大変さと、農作物を食べるありがたさを学んでほしいと、同社が企画。秋には自分たちで植えたサツマイモを収穫するイモ堀り体験を予定している。

参加した中哉仁君(11)は「暑い中大変だったけど楽しかった。おいしいサツマイモになってほしい」と笑顔で感想を話した。

同社の松岡秀樹商品部次長は「サツマイモの植え付け体験は初めての取り組みだったが多くの方に参加いただけた。収穫体験では、自分たちで植えたサツマイモを通して作る喜びを知ってもらい、SDGsに興味をもってもらう機会になれば」と話した。