救護班に医療従事者48人任命 伊勢赤十字病院、大規模災害時派遣へ 三重

【任命書の交付を受けた医師や看護師ら=伊勢市船江の伊勢赤十字病院で】

【伊勢】大規模災害時に被災地に派遣される日本赤十字社の「赤十字救護班」の任命式が19日、三重県伊勢市船江の伊勢赤十字病院であり、同病院の医師や看護師ら48人が任命された。

赤十字救護班は、医師や看護師、事務を担当する主事の6人で編成。被災地で、迅速に的確な活動ができるよう、研修や訓練を受けて有事に備えている。県では同病院に8班、県赤十字血液センターに1班あり、東日本大震災や熊本地震などでも活動した。

式では、救護班を代表し、医師の東謙太郎さんが、日本赤十字社三重県支部の高間伸夫事務局長から任命書を受け取り、「災害時の医療救護活動に全力を尽くします」と決意表明した。

任命を受けた胸部外科の医師井上良哉さん(34)は「豪雨災害なども増えている。いつでも出動できるよう、心構えを持ち、日頃からできる準備をしたい」と話していた。