婚活支援で連携提案 松阪市に事業者

【三十三マリッジプラザをPRする宮地代表取締役(右から2人目)と竹上市長(同3人目)ら=松阪市役所で】

【松阪】地域商社「三十三地域創生」(三重県松阪市京町、宮地理代表取締役)は18日、同市役所で竹上真人市長と面会し、1月から始めた婚活支援事業「三十三マリッジプラザ」での連携について話し合った。

同社は三十三銀行(四日市市西新地)のパートナー企業。同行と顧客紹介で業務提携し、出会いの場を提供していく。銀行系の婚活事業は東海3県では名古屋、大垣共立両銀行の各関係会社が取り組んでいる。

会員約8万人の婚活サービス大手IBJ(東京都新宿区)に加盟し、そのシステムで相手を探す。税込みで入会金11万円、月会費1万1000円、成婚料22万円。年間100人の会員登録を目指す。

宮地氏は「コロナを経て事業が動き出し、会員は現在、見込みを含め10人」と報告し、「市町と連携していければ一段と加速する」と提案した。

竹上市長は「いきなり助成は難しいが、協定を結べば募集していると広報できる。まずは連携協定を」と述べた。また「市として結婚相談事業を検討したことがあったが、行政がやるのはどうか、市の規模では無理で県でさえ厳しいとなった。民間がやっていただくのは大歓迎」と話した。