市観光案内所に乗車券販売窓口 三交鈴鹿出札所が移転 三重

【移転した乗車券などの販売窓口=鈴鹿市白子駅前の市観光案内所で】

【鈴鹿】三重交通の乗車券類を販売する鈴鹿市北玉垣町の三交鈴鹿出札所が、16日から同市白子駅前の市観光案内所に移転した。

新たな窓口は案内所内にあり、ICカード「エミカ」の発行業務や高速バスの予約、乗車券の販売などをする。営業時間は午前9時半―午後6時まで。定休日は月曜日(祝日の場合は翌日の火曜が定休)。

津市中央に本社を置く三重交通(竹谷賢一社長)と鈴鹿市の鈴鹿観光協会(坂口博文会長)が、利用者の利便性向上を目的に5月1日、「自動車運送事業に供する乗車券、定期券等の販売および、時刻、運賃の問い合わせ等の窓口業務委託契約」を締結。契約に基づき、今後は市観光協会職員が窓口業務を担う。北玉垣町の三交鈴鹿出札所は13日に営業終了した。

三重交通によると、これまでの出札所は駅から遠くて不便という利用者の声があり、市を通じて市観光協会への業務委託が決まったという。

16日は、市観光協会職員2人が三交職員2人から、機械での発券方法や書類作成の仕方などについて指導を受けていた。

観光協会職員は「覚えることも多く大変だが、連携しながら頑張っていきたい」、三交職員は「利便性が高い場所に移転してきたので1人でも多くの人に利用してもらえれば」とそれぞれ話していた。