亀山市との協働事業の成果報告 三重の文化を愛する会など3団体

【協働事業の成果を発表する竹島代表(前列左)=亀山市東町の市市民協働センターで】

【亀山】三重県亀山市は14日、同市東町の市市民協働センターで、令和4年度実施「協働事業報告会」を開き、市民らが傍聴する中、3団体が1年間事業を活動した成果を発表した。

同事業は、市民団体と行政が提案する活動に対し、互いがパートナーとして、協働することを目的に、平成21年度から実施している。これまで、市民提案27件、行政提案5件の計32事業を実施。

発表した3団体は、戦争遺跡に平和を学ぶ亀山の会(服部厚子代表)▽三重の文化を愛する会(竹島愛佳代表)▽坂下星見の会(瀧本麻須美代表)―いずれも市民団体が提案。

この中で、三重の文化を愛する会と市商工観光課が協働で実施した事業「関宿まちむすめ着物横丁」について竹島代表は「昨年秋、市の観光地『関宿』の街道一帯を会場に、着物で巡るイベントに市内外から多くの人が訪れ、『関宿』の魅力に触れていただき、さらなる観光資源につなげることができた」と発表した。

また、「事業の成果により今年2月、関宿街道沿いに、着物のレンタル店がオープンした」と述べた。3団体の発表後、市協働事業選定委員長でNPO法人「市民社会研究所」の松井真理子代表理事が「社会的共通資本『コモンズ』と協働」と題し講演した。