【亀山】三重県の亀山市地域社会振興会（岸英毅理事長）は15日、同市東御幸町の市文化会館で、今年11月26日に催すプロと市民が参加する「亀山ミュージカルたいへんじゃ～」（同振興会主催）の制作発表会を同館で開いた。
同公演の脚本・演出・総合監修を手がける、市文化大使で総合プロデューサーの小嶋希恵さん＝東京都在住）と主演を務める、元劇団四季団員で、現在、舞台などで活躍する高橋卓士さん(39)＝同＝が出席した。上演は２部構成。１部は、江戸時代に伊勢亀山藩（現在の亀山市）と備中松山藩（現在の岡山県高梁市）との城主交換を題材に上演。高橋さんは、伊勢亀山藩の家老役として出演。家老役の家来に、宝塚ＯＧが数人出演する予定。２部は、高橋さんを中心に歌とダンスの華やかなショーを検討中という。
小嶋さんは「亀山にゆかりのある演目をとこれまで、ヤマトタケルや壬申（じんしん）の乱を題材に公演してきたが、今回は、現在も亀山と高梁の２市が交流を続けていることもあり、実際にあった城主交換をドタバタ劇風に仕上げます」と、高橋さんは「市民の皆さんとのミュージカルを楽しみにしています」と話した。
発表会に同席した櫻井義之市長は「小嶋さんにより平成16年度から始まった『亀山ミュージカル』も、20年近く継続され、総合芸術としてこの『亀山』の地に根付いていることは誇りです」とし、「市内外から多くの人に参加していただき、ミュージカルのさらなる広がりを願っている」と語った。
一般公募は、同日から６月11日まで。市内外の３歳以上男女問わず。同会館所定の申込書で提出。問い合わせは同館＝電話０５９５（８２）７１１１＝へ。