松阪市ふるさと納税、スマホで完結 寄付獲得増へ 三重

【定例会見に臨む竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県の竹上真人松阪市長は15日、市役所で定例記者会見に臨み、ふるさと納税ワンストップ特例制度のオンライン申請サービスを開始すると発表した。マイナンバーカードを持っていると使える。期間は来年1月10日まで。

ワンストップ特例制度はふるさと納税をした後、寄付先の自治体に申請書を郵送することで、確定申告をしなくても寄付分の税額控除を受けられる仕組み。

同市は従来の紙面での申請方法に加え、スマホアプリで申請手続きが完結するオンラインサービスを始める。利便性の向上を通じて寄付者の獲得につなげる狙い。県内市町では11番目の導入となる。

同市の令和4年度の寄付実績は約14億8千万円、約5万3千件。そのうちワンストップ特例申請は32%の約1万7千件。

竹上市長は「手続きが自宅でできる。寄付額は年々伸びている。さらに伸ばしていければ」と利用を呼びかけた。