田植えと泥んこ遊び楽しむ 亀山の加太小全校児童 三重

【児童らと一緒にダイビングをする武内校長(右から2人目)=亀山市加太板屋で】

【亀山】三重県亀山市加太板屋の市立加太小学校(武内早奈美校長)の全校児童32人は12日、同校から徒歩5分の地元住民が所有する田んぼ(約600平方メートル)で「泥んこ集会」を開き、田植えと泥んこ遊びを楽しんだ。

田植えは、同校学校運営協議会の青新一会長(73)が指導。田んぼに隣接する市立加太保育園の年中園児2人も参加して全員が横一列に並び、田植え縄の赤い印に沿って、腰をかがめて丁寧に苗を植えた。苗(あゆみもち)はJA鈴鹿が提供した。

【横一列に並び田植えをする児童ら=亀山市加太板屋で】

一方、泥んこ遊びは、児童が3組に分かれ、武内校長や教諭、PTA役員らが大人チームとして、田んぼの中を走るリレー競技やドッジボールを楽しんだ。最後に、児童や大人らが田んぼの中を走り、一斉に頭からダイビングをして皆、全身泥だらけになった。

6年生の村田望織さん(11)は「ダイビングでは頭から飛び込みました。最高に楽しかった」と感想。武内校長は「田植えは毎年しているが、コロナの影響で『泥んこ遊び』は四年ぶり」と言い、リレー競技とダイビングに参加していた。