「神宮奉納春のばら展」始まる 大小さまざま80品種 三重

【会員らが丹精した多彩なバラが並ぶ会場=伊勢市宇治中之切町の神宮会館で】

【伊勢】三重県内のバラ愛好家でつくる「伊勢ばら会」の会員らが丹精したバラを展示する「神宮奉納春のばら展」が12日、伊勢市宇治中之切町の神宮会館で始まった。14日まで。

毎年、伊勢神宮へバラを奉納し、奉納に合わせて審査会を兼ねたばら展を開いている。会員20人が、この日のために約半年かけて育ててきた切り花や鉢植えの約100点を出展。珍しい淡いグリーンのバラや直径1センチほどの小さなバラなど約80品種が会場を彩っている。

初日の審査会で入賞10点が決定し、最高賞の神宮大宮司賞に、明和町の渡邊勝洋さんが育てた大輪「ローラ」が選ばれた。伊勢ばら会の山本文男代表(74)は「春のバラは花が大きく豪華。多彩なバラがそろっているので、香りとともに楽しんでほしい」と話していた。

午前9―午後4時、入場無料。

ほかの入賞者は次の皆さん。

伊勢市長賞=福井淳(伊勢市)神宮司庁賞=田端秀樹(松阪市)伊勢市議会議長賞=木田征雄(同)神宮崇敬会賞=川口恒志(伊勢市)伊勢市教育長賞=小谷芙美子(多気町)神宮ばら園賞=山本恵子(志摩市)伊勢ばら会賞=松田多美子(玉城町)ばら会賞=福井淳(伊勢市)同松田多美子(玉城町)