あおり運転防止ステッカー配る 三重県警高速隊、鈴鹿PAで啓発活動

【あおり運転防止ステッカーを貼る参加者=鈴鹿市の新名神高速道鈴鹿パーキングエリアで(県警提供)】

【鈴鹿】春の全国交通安全運動(―20日)に合わせて、三重県警高速隊は12日、鈴鹿市山本町の新名神高速道鈴鹿パーキングエリア(PA)で交通安全啓発キャンペーンを開催し、隊員や道路管理関係者ら約60人が安全運転を呼びかけた。

同隊によると、11日現在で県内高速道路での人身事故件数は44件(前年比12件増)、死亡者数4人(同2人増)と増加傾向にある。これを受け、同隊では高速道路の利用者に啓発物品を配布し、飲酒運転根絶やシートベルト着用の徹底などを呼びかけた。

またイベントでは、悪質、危険な妨害運転を抑止するために「あおり運転防止ステッカー」の貼付式も開催。中日本高速道路津高速道路事務所の坪井俊吾所長が県高速道路交通安全協議会の小林俊二会長に大型車用千枚、普通車用500枚の計1500枚のステッカーを交付した。加盟事業者を通じてトラック後部に貼付される予定という。

小谷寛交通部長は、「安心して高速道路を利用できるよう、著しい速度違反や悪質・危険な妨害運転の防止に重点を置いた交通指導取り締まりを強化してまいります」と呼びかけていた。