井村屋G、営業利益は過去最高 令和5年3月期決算、売上高446億円

【津】井村屋グループは11日、令和5年3月期(令和四年4月1日|五年3月31日)の連結決算を発表した。売上高は前期比6%増の446億8500万円、営業利益は同16・9%増の19億9200万円、経常利益は同10・1%増の22億8400万円、純利益は同9・4%増の16億1100万円となり、営業利益、経常利益、純利益ともに過去最高となった。

冷菓や肉まん・あんまんなどを中心に売り上げが増加。損益面では、原材料やエネルギー価格高騰の中、生産性向上やコスト改善を図ることで営業利益も増えた。また、海外取り引きでの為替差益、新工場「あのつFACTORY」の輸出促進に伴う補助金収入などで純利益も増加した。

6年3月期の連結業績見通しは、売上高は前期比4・1%増の465億円、営業利益は同0・4%増の20億円を見込む。一方、経常利益は同8・1%減の21億円、純利益は同13・1%減の14億円を見込む。