![web◎P説・モビナビドーム開業前にお披露目1ドローンベースカーと飛ぶドローン](https://www.isenp.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/7b56dc886cfbd4e52a8cae657199f254.jpg)
【津】ドローン専用の屋内練習施設として国内最大級の「モビナビドーム」が16日に三重県津市桜橋3丁目にオープンする。三重トヨタのグループ会社「モビリティナビ」(竹林憲明社長)が運営。国家資格取得に対応するドローンスクールで人材育成を図るほか産業用ドローンの販売や保守メンテナンスなどワンストップで対応する。
同施設は総面積約800平方メートル、高さ11メートルで4区画の練習場がある。昨年12月の改正航空法施行でドローンの操縦ライセンス制度が創設されており、スクールでは二等無人航空機操縦士資格取得のための4コースを設けた。今秋には一等資格対応の講習を開始する。ドローンはプロドローン(名古屋市)▽ACSL(東京)の国産メーカー2社と米国発メーカー1社を取り扱い、販売だけでなく貸し出しにも対応する。
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また同施設の開業に合わせ、ドローンに燃料電池から有線給電する基地車両「ドローンベースカー」をトヨタ車体、東海特装車と協業し製作。これにより長時間飛行や車内でのデータ収集・解析が可能になる。
オープンを前にした式典では竹林社長が来賓の一見勝之知事、前葉泰幸市長らと共にテープカット。産業用ドローンのデモ飛行やドローンベースカーのお披露目があった。
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初年度の目標はスクール利用20人(月間)、ドローン販売5台(同)、売り上げは1億7千万円。今後は全国展開も視野に入れ、令和8年度に15億円の売り上げを目指す。
竹林社長(57)は現在のドローン市場を百年前の自動車の黎明(れいめい)期と重ね「ドローンの普及で社会は大きく変わる。ドローンを通じて三重県を元気にしモビリティを使った社会の変革に少しでも役に立ちたい」と力を込めた。