英女王が食べた料理を再現 鳥羽国際ホテルで英国フェア 三重

【エリザベス女王に供されたコース料理を再現した特別メニュー(鳥羽国際ホテル提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽国際ホテルは31日までの期間限定で、ブリティッシュフェアを開いている。故エリザベス英女王が昭和50年5月に来館したことを記念し、英国の食や文化の魅力に注目した特別企画。エリザベス女王が宿泊した際に供されたコース料理を再現した「特別晩餐(ばんさん)会」や英国にこだわったアフタヌーンティー、写真展などを実施する。

【エリザベス女王を撮影した貴重な写真が並ぶロビー=鳥羽市の鳥羽国際ホテルで】

ロビーにはホテル滞在時に撮影した写真を展示したほか、ミキモト真珠島の協力で同施設を視察した時の様子を写真や映像で紹介。英国王権を象徴し戴冠式で使われてきた王冠のレプリカも見ることができる。

20日に開く特別晩餐会のメニューは、雉(きじ)の前菜、伊勢エビのコニャック風味、最上繊肉赤葡萄(ぶどう)酒入り蒸焼など。料金はドリンク付きで3万8000円、定員60人。広報担当者によると、「雉の前菜はエリザベス女王から『とてもおいしかった』とお褒めの言葉をいただいた」という。

山﨑俊和総料理長は「当日は鳥羽国際ホテルの歴史に残る逸話もございますのでご賞味ください」と話した。

問い合わせは同ホテル=電話0599(26)4121=へ。