大型連休の観光客183万700人 前年比5%増、三重県知事が会見

【定例記者会見で大型連休中の観光客数を発表する一見知事=県庁で】

一見勝之三重県知事は11日の定例記者会見で、大型連休中(4月29日―5月7日)の県内観光入込客数を発表した。主要23施設の入込客は183万700人。前年比で1日当たり5・1%増えた。

県によると、大型連休で観光入込客が増加するのは少なくとも2年連続。令和2年は調査を実施していなかった。一方、平成30年との比較では21%少なく、コロナ禍前の水準までには回復していない。

前年と比較可能な21施設のうち、18施設が増加。伸び率が最も高かったのは御殿場海岸で、57・4%の増加。道の駅熊野・花の窟(43・8%増)、鬼ケ城センター(42・4%増)などが続いた。

一見知事は会見で、観光入込客が増えた理由について「(コロナ禍で我慢していた分を取り返す)リベンジ旅行があったと思う」としつつ「沖縄や北海道などの遠方を選んだ人も多いと思う」と語った。