三交HD、2期連続増収増益 令和5年3月期決算、純利益70%増

【津】三重交通グループホールディングス(本社・津市)は10日、令和5年3月期(令和四年4月1日―令和5年3月31日)の連結決算を発表した。営業収益は前期比10・4%増の931億2400万円、営業利益は同2倍の63億7400万円、経常利益は同65・4%増の69億1400万円、純利益は70・5%増の37億6900万円となり、2期連続で増収増益となった。

新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和で社会経済活動の正常化が進み、個人消費の持ち直しの動きが見られたことで、運輸やレジャー・サービス部門などで回復が見られた。

今後の見通しについては、経済活動は回復傾向にあるものの、国際紛争などによる原油や原材料費の高騰に伴う価格変動リスクに留意すると強調。令和6年3月期の業績予想は、営業収益1000億円、営業利益64億円、経常利益63億円、純利益42億円を見込んでいる。