G7交通相会合に向け「万全期す」 警察署長会議で県警本部長 三重

【幹部警察官らを前に訓示する難波本部長=津市の県警本部で】

三重県警は10日、津市栄町一丁目の同本部庁舎で新年度初めての警察署長会議を開き、県内18署の署長をはじめ幹部警察官ら67人が、県内の犯罪情勢やG7三重・伊勢志摩交通大臣会合に向けた警備など各種課題を共有した。

長江正県公安委員長は冒頭のあいさつで、地域住民に寄り添った諸対策の推進や、社会情勢に応じた柔軟な警察署運営について対応を求めた。また1カ月後に開催が迫ったG7交通大臣会合に向けて「万全を期すために諸対策を徹底してほしい」と呼びかけた。

難波正樹本部長は当面の重点課題や取り組み方針として、犯罪情勢を踏まえた各種対策や総合的な交通事故防止対策の推進、G7交通大臣会合に向けた対策の徹底などを訓示した。

また殺人や強盗など重要犯罪が全国で相次いでいることを踏まえて、「早期に検挙できるか否かはいつの時代においても刑事警察の実力が問われる試金石。客観証拠の確保に向けた迅速かつ的確な捜査、緻密かつ適正な捜査を展開し、情報収集、警戒、取り締まりを徹底して県民の期待と信頼に応える検挙、摘発を強力に推進して」と話した。