信号、左右しっかり確認 亀山の川崎小1、横断歩道の渡り方学ぶ 三重

【道路への飛び出しの危険性を体験する児童ら=亀山市能褒野町の市立川崎小学校で】

【亀山】春の全国交通安全運動(11―20日)に先立ち、三重県亀山市能褒野町の市立川崎小学校(西口昌毅校長)は9日、同校で新1年生65人を対象に、「交通安全教室」を開いた。

亀山署川崎駐在所の笹之内潤一警部補が指導。川崎地区まちづくり協議会の原重孝会長と同協議会防犯委員2人が協力した。

会場の体育館に、段ボールで作った車や仮の信号機、横断歩道を用意。児童らは信号を確認せずに横断歩道を渡ったり、建物が並ぶ見通しの悪い路地から急に飛び出すなどして、交通事故に遭う危険性を体験した。

笹之内警部補は「信号機が青でも、車が停止していることを確認し、手を上げて渡りなさい」と指導し、「自分の命は自分で守る。危険を感じたら、とっさに逃げる判断力を身に付けるように」と促した。

西口校長は「交通事故には気をつけましょうと呼びかけているが、教室を開くことで、改めて再確認できた」と話した。