三重で55日ぶり200人超 新型コロナ、224人感染3件のクラスターも

三重県は3日、224人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の同じ曜日と比べて43人の増加。2日連続で前週同一曜日を上回った。県内の感染者は延べ46万3470人となった。

先月28日までの1週間で3件のクラスター(感染者集団)が発生したことも発表。2件は医療機関で1件は高齢者施設。計41人の感染者が判明した。県内で発生したクラスターは589件となった。

1日当たりの新規感染者が200人を超えるのは3月9日以来、55日ぶり。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は51・69人で前週の1・16倍。16日連続で1倍を上回っている。

県の感染症情報・検査プロジェクトチームは感染状況について「今後、増加傾向を示していくかを注視していく必要がある。県民には引き続き場面に応じた対策を取ってもらいたい」としている。

県によると、3日現在の病床使用率は6・9%で、前日から0・5ポイントの低下。入院中の感染者は前日比2人減の28人で、重症者は前日と同じ1人。宿泊療養者は1人増の7人となっている。

新規感染者は四日市市で42人、津市で29人、鈴鹿市で27人、桑名市で21人、名張市と松阪市で11人ずつ、伊勢市で10人、菰野町で8人、熊野市で7人、いなべ市、明和町、度会町で6人ずつ、東員町、亀山市、伊賀市で5人ずつ、朝日町、玉城町、県外で4人ずつ、川越町と南伊勢町で3人ずつ、大台町、尾鷲市、御浜町で2人ずつ、鳥羽市で1人。