集めた食品を社協へ寄贈 JA伊勢、フードドライブ

【フードドライブで集まった食品を社協の宮崎会長に贈った西村組合長(左)=伊勢市八日市場町の市福祉健康センターで】

【伊勢】三重県のJA伊勢は1日、家庭で余っている食品を持ち寄って寄付するフードドライブ活動として、職員や組合員から集めたレトルト食品など123点を、伊勢市社会福祉協議会に贈った。

コロナ禍や物価高騰の中、必要とする人に役立ててもらおうと、JA伊勢管内の5市7町の支店や店舗43カ所で、職員や組合員、来店者に、家庭で眠っている未開封の食品や飲料の提供を呼びかけた。約1カ月間で、レトルト食品や缶詰、乾麺など480点余りが集まり、今月から各市町の社協や福祉施設に贈っている。

この日は、JA伊勢の西村隆行組合長(68)らが、同市八日市場町の市福祉健康センターを訪問し、食品を届けた。社協の宮崎吉博会長は「頂いた品は、有効に使いたい」と感謝した。寄贈品は、生活困窮世帯などに配られる。

西村組合長は「4万7千人いる組合員のネットワークを生かして集まったもの。今後もこのような活動を継続していきたい」と話した。