砂とボンドで動物の立体造形 亀山で山田さん初の個展 三重

【初めて個展を開いた山田さん=亀山市東町の古民家ギャラリー「アートガーデン崖の上」で】

【亀山】三重県亀山市天神2丁目の造形作家、山田風雅さん(25)は1日、同市東町の古民家ギャラリー「アートガーデン崖の上」で初めての個展「視展」を開いた。7日まで。午前11時―午後5時。

鈴鹿市生まれの山田さんは、4歳から小学校を卒業するまで、亀山市内の「子ども絵画教室」で絵を習い、県立飯野高校に入学し、立体造形の制作を始めた。大阪芸術大美術学科3年生の時、県展で最優秀賞を受賞。令和3年度県文化賞の美術分野で文化新人賞を受賞した。

また、平成29年秋に開催した、現代アートの芸術祭「亀山トリエンナーレ」に初めて作品を出展。令和4年からは、アートグループ「majo+(まじょぷらす)」に加入している。ギャラリーには、砂とボンドで制作した、ナマケモノやネコ、ウサギなどの動物のほか、カブトムシやトンボ、ハチなどの昆虫を含む36点と、アクリル絵の具で恐竜を描いた絵画12点の計48点が並ぶ。

山田さんは「生き物が好きなので、主に動物と昆虫の作品を制作している」とし、「ゆかりのある『亀山』で初の個展ができることをありがたく思っている」と話していた。