開花時の出来栄え競う 玉城町で里山ガーデニングコンテスト 三重 

【色鮮やかな花々が咲き誇る里山ガーデニングコンテストの会場=玉城町世古で】

【度会郡】三重県の玉城町世古にある約50アールの段々畑で、開花時の出来栄えを来場者の投票で競う「里山ガーデニングコンテスト」が開かれている。7日まで。

有田、佐田地区の住民らでつくる「清し有田佐田沖環境保全会」が主催。同会が取り組む里地里山保全活動のサポーターづくりのため、たくさんの人に里山の魅力を伝えようと遊休農地を活用し、皇學館大学が協力して同コンテストを開いている。

4回目となる今回は、町内外から参加した16チームが昨年10月末―11月に種をまき、地元住民らと除草作業を行った。現在の開花状況は花によって8分咲き―満開。ネモフィラやポピー、クリサンセマム、サポナリアなど20種類の色鮮やかな花々が段々畑を彩り、訪れた人が写真に収めて楽しんでいる。

会場には投票用紙と投票箱を設置し、フォトコンテストも開催。3―7日には、弁当や地元の農産物を販売する。

大藪成明会長(65)は「花畑に来てもらい、里山の良さや保全する大切さを知ってもらいたい」と話した。