津商といなべ総合が決勝へ 春の高校野球三重県大会

【津田学園―津商 被安打4、無四球、7奪三振の投球で6回を無失点に抑えて試合を締めくくった津商・松田=29日、津球場で】

第70回春季東海地区高校野球三重県大会(県高野連主催、伊勢新聞社後援)は第4日の29日、津球場公園内野球場で準決勝2試合が行われ、津商といなべ総合学園が勝って、5月1日に同球場で開かれる決勝進出を決めた。津商は3年連続3回目、いなべ総合は7年ぶり4度目の春の王座を目指す。また両校が5月20日から静岡市の草薙球場などで開催の東海大会に出場する。

準決勝で津商は津田学園を3―2で退けた。一回2死一塁から津田学園4番岡田龍之介の左越本塁打で2点を先制されたが、その裏1番水谷駿希からの5連打で3点を返すと、3年生左腕加藤晴、3年生右腕松田空知の継投で1点のリードを守りきった。

【海星―いなべ 七回裏1死一塁から中越適時二塁打を放ったいなべ4番石垣、一気に三塁を目指すが惜しくもアウト=29日、津球場で】

いなべ総合は海星を6―3で下した。機動力を駆使した海星の攻撃に五回を終えた時点で1―3と試合をリードされたが、六回表から継投の3年生右腕髙田陽聖が追加点を防ぐと、その裏四球と投手の送球ミスに乗じて無死一、二塁とし、4番石垣諒馬の適時二塁打などで逆転した。

決勝の試合開始予定時刻は午後0時半。午前10時からは津田学園と海星による3位決定戦も行われる。