一見勝之三重県知事は28日の定例記者会見で、ＷＢＣ2023日本代表の湯浅京己選手(23)＝尾鷲市出身＝に、県スポーツ特別奨励賞を贈ると発表した。来月13日に兵庫県西宮市内で表彰する。
県によると、湯浅選手は一次ラウンドの中国戦とオーストラリア戦で八回に登板し、いずれも自責点をゼロに抑えた。準決勝のメキシコ戦では八回途中から登板し、チームを優勝に導いた。
県スポーツ特別奨励賞は全国や世界のスポーツ大会で優秀な成績を収め、今後の活躍が期待できる選手やチームに贈る知事表彰として、平成27年度に制度化。受賞者は湯浅選手で延べ17人目となる。
一見知事は「抜群の成績を上げ、子どもたちに野球の楽しさを伝え、明るく元気な話題を提供してもらった。県民がさまざまなことに励む気持ちになったと思う。さらなる活躍を期待している」と述べた。
湯浅選手は阪神タイガースのホームページを通じて「光栄で本当にうれしい。これからも活躍する姿を届けることで地元の方々にもっと喜んでいただけるよう、そして恩返しできるよう頑張ります」とコメントした。