4台玉突き5人重軽傷、大型トラック運転手逮捕 過失運転致傷疑い 亀山の新名神

【亀山】21日午後2時50分ごろ、亀山市安坂山町の新名神自動車道下り線で大型トラックなど4台が絡む玉突き事故があり、男女5人が重軽傷で県内の病院に搬送された。県警高速隊は自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで、大型トラックを運転していた福岡県吉富町広津、会社員松前正則容疑者(59)を現行犯逮捕した。

同隊によると、松前容疑者の運転する大型トラックが、渋滞最後尾の乗用車に追突。前にいた普通貨物車とタンクローリーが巻き込まれたとみられる。

乗用車には5人が乗っており、同乗者の女性(64)が全身を強く打つ重傷、ほか4人がいずれも軽傷で病院に搬送された。

現場は片側2車線の直線道路で、工事により1車線規制となっていた。松前容疑者は愛知県から福岡の自宅に向かっていたといい、詳しい事故原因などを調べている。

この事故で、同下り菰野インターチェンジ―亀山西ジャンクション間の約14・7キロが同日午後7時15分まで通行止めとなった。