季刊誌の表紙の原画を展示 津の「久居アルスプラザ」 三重

【装画を描いた4作家の作品が並ぶ会場=津市久居東鷹跡町の市久居アルスプラザギャラリーで】

【津】三重県津市久居東鷹跡町の文化複合施設「久居アルスプラザ」はこのほど、同施設ギャラリーで「『アルスの風』装画作家展」を開いた。同施設の季刊誌「アルスの風」の表紙を飾った津市ゆかりの4作家の作品計52点を展示している。23日まで。午前9時―午後5時(最終入場午後4時半)。18日は休館。

同施設は年4回A5サイズの季刊誌で情報発信をしており、毎号表紙の装画を市在住や出身などゆかりある作家に依頼。後にグループ展の形で紹介している。

今展は県内外で活動する30―40代で、令和3年夏―同4年春の表紙を飾った久保美貴▽畠知良▽U・Yuri▽下村雄三―の4氏を紹介。それぞれの装画「在りし日の景色」「Picking women」「今走り去った人々が戻って来る」「はるそよぐ」―の原画を見ることができる。

女性の足をモチーフにしたキャラクター「わた女」のカラフルな油彩画や木口木版の技法で制作した版画などさまざまな表現がある。

津市で高校時代を過ごし現在松阪市を拠点に活動する下村さん(41)は「県内未発表のものと新作を出品した。大きい作品を出すことができた」と話した。