子どもら舞を奉納 菰野町・廣幡神社で春の例大祭 三重

【舞を奉納する子どもら=菰野町菰野の廣幡神社で】

【三重郡】三重県菰野町菰野の廣幡神社で9日、春の例大祭が営まれ、地元の子どもたちが舞を奉納した。

厳かな雰囲気の中、楽人が奏でる雅楽の調べに合わせて、蝶の羽を背に付けた子ども4人が「胡蝶」を、別の女児2人が「納曽利(なそり)」を舞った。神事には、諸岡高幸町長や石原正敬衆議院議員ら来賓を招き、神社関係者の合わせて約80人が参列した。

過去3年はコロナ禍の影響で、神事のみだった。今年は4年ぶりに、菰野中学校吹奏楽部の演奏などの余興もあり、従来通りの形で開くことができた。

横山昌浩宮司(43)は「ようやく、もとの祭りの形に戻って、ほっとした」と胸をなで下ろした。氏子総代長の市川吉康さん(83)は「お天気にも恵まれ、久しぶりにたくさんの人が集まってくれた」と喜んだ。