近海マグロ6.6トン水揚げ 尾鷲物産の「第11良栄丸」、市場にぎわう 三重

【市場内に並べられた水揚げされたマグロ=尾鷲市魚市場にて】

【尾鷲】三重県尾鷲市港町の尾鷲魚市場(同市)で2日早朝、近海マグロはえ縄船からキハダマグロやメバチマグロ、カジキマグロなど約6・6トンが水揚げされた。

水揚げしたのは同市の水産加工会社尾鷲物産の「第11良栄丸」。尾鷲から南に約1500キロメートル離れた中南方漁場付近を操業する16日間の航海から戻った。第11良栄丸の水揚げは今年に入って5回目。

水揚げされたマグロが市場内に並べられ競りが行われた。担当者は「ゴールデンウィークに向けて水揚げ調整をするため、今回は中南方漁場での操業を早目に切り上げての水揚げとなった」と話した。

水揚げされたマグロは中京圏に出荷され、一部商品はMSC(海洋管理協議会)によって認証を受けた「海のエコラベル」が貼られた製品としてスーパーを中心に販売される。また、同社直売店「尾鷲お魚いちばおとと」(同市古野町)では即売会や水揚げしたてのマグロを使った料理が振る舞われた。