親子で「たねダンゴ」作り 津・レッドヒルヒーサーの森、楽しく種まき 三重

【伊藤さん(左)の指導で「たねダンゴ」を作る参加者=津市高野尾町で】

【津】新しい種まきの手法「たねダンゴ」を作るイベントが2日、三重県津市高野尾町であった。赤塚植物園の里山庭園「レッドヒルヒーサーの森」のイベント「ハッピースプリングフェスタ」の一環。親子連れらが専門家の手ほどきで種や肥料を付けた土団子づくりに挑戦した。

「たねダンゴ」は東日本大震災の復興支援がきっかけで始まり、誰もが楽しみながら種まきができる取り組みとして日本家庭園芸普及協会が各地で広げている。この日は同協会愛知県支部長で「グリーンアドバイザーあいち」代表理事の伊藤珠美さん(69)=愛知県日進市=を講師に招いた。

参加者は伊藤さんの手ほどきで、粘土質の土を丸めて土壌改良材や肥料を付けて練り込んだ後ヒマワリ、センニチコウ、マリーゴールドの種を表面にまぶし付け、直径2―3センチの「たねダンゴ」を完成させた。

出来上がった団子は一部を施設西側の畑に植え付け、残りは持ち帰った。約2カ月で花が咲き始めるという。市内の伊藤さくらさん(29)は息子の環ちゃん(4つ)と参加し「泥遊びが好きなので遊びながら種が植えられて良かった」と話した。