新5歳児クラスに交通安全啓発物 鈴鹿地区交通安全協会が寄贈

【新入学児童らに配布されるランドセルカバーやワークブックなど=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の鈴鹿地区交通安全協会(鈴木通会長)は20日、新入学児童へのランドセルカバーと交通安全ワークブック各1550点、5歳児クラスに進級する公立幼稚園と保育園児への交通安全塗り絵330冊を同市教委に寄贈した。

交通安全対策と社会貢献の一環として、物品寄贈は20年以上継続している。

蛍光黄色のランドセルカバーは「まもろう!こうつうルール」の表記や手を上げて横断歩道を渡る子どもの絵が描いてある。ワークブックや塗り絵は親子で楽しみながら交通ルールを学ぶのが狙い。

同日、同市役所で贈呈式があり、鈴木会長(80)が「会員たちの『未来を担う子どもたちが事故にあわないように』という願いが込められている」とあいさつし、廣田隆延教育長に目録を手渡した。

廣田教育長は「子どもたちの命を守る息の長い取り組みに感謝している」と謝辞を述べた。

市によると今年度(2月末現在)の小学生の交通事故発生件数は21件で、そのうち1年生は2件。

新年度入学予定児童数は1502人(3月3日現在)、進級園児数は312人(2月1日現在)を見込む。