第20回統一地方選に向けて、三重県警は16日、本部捜査二課と18警察署に選挙違反取締本部を設置した。難波正樹本部長を筆頭に約3400人体制で違反の取り締まりに当たる。
捜査二課によると、事前運動違反取締本部を設置した2月22日以降、15日現在でポスターや看板など文書掲示違反に関する警告が40件あった。知事選を含む4年前の前回統一地方選では、文書掲示違反を中心に126件の警告があり、公職選挙法違反による逮捕者も2人出ている。
同課の柏木仁志次長は「選挙が公正に行われて県民の意思が正しく政治に反映されるのが民主主義の根幹。公正を害する違反について取り締まりを徹底する」と話していた。
県警ではインターネットを活用した選挙違反に関する専用窓口を設置して情報提供を呼びかけている。情報提供は専用メールフォーム=http://www.police.mie.jp/provide_info/senkyo_mail.html=へ。