9市町79企業から160万1028円 三重の赤い羽根募金百貨店プロジェクト

【小笠原会長(中)に目録を渡す栗谷社長(右端)と森田代表=津市桜橋の県社会福祉会館で】

【津】県共同募金会の「三重の赤い羽根募金百貨店プロジェクト」の本年度の寄付金合同贈呈式が15日、津市桜橋の県社会福祉会館であり、協力企業の2社から寄付金が手渡された。2月末現在の寄付総額は9市町79企業から160万1028円で令和5年度の各市の事業に活用される。

同プロジェクトは平成30年4月に新たな募金方法として開始。参加企業が寄付付き商品を販売し子育て支援など各市町が設定した共同募金事業の財源になっている。

贈呈式には伊勢市と伊賀市の店舗で車検1台につき50円を寄付する三重ダイハツ販売の栗谷享治社長(63)と、伊勢市で不動産の査定や取引成立ごとに10―500円を寄付するアットホームの森田成峰代表(44)が出席。

栗谷社長は募金が地域の居場所づくり事業に使われていることに触れ「元気で暮らしていただくため居場所は重要。今後も協力したい」、森田代表は「未来の子どもたちに大人としてできることを考えたい。効果的にご使用いただくようお願いしたい」とそれぞれ述べた。

県共同募金会の小笠原まき子会長は「企業、住民、共同募金の三者が一緒に取り組むプロジェクト。引共き続きご支援をお願いしたい」と謝辞した。

同プロジェクトの参加企業は初年度の6市36企業から現在9市町132企業に増え、募金額も年々増加している。