在名古屋トルコ総領事館のウムット・リュトフィ・オズテュルク総領事が15日、三重県庁を訪れ、トルコで発生した大地震の被災地支援に対する感謝を一見勝之知事に伝えた。
県によると、同総領事館は令和元年11月に開設。オズテュルク氏は三年4月から総領事を務めている。2月中にも来庁する予定だったが、地震発生を受けて延期していた。
オズテュルク氏は「被災地への支援に心から感謝している。トルコと日本は自然災害で助け合う関係にある」とあいさつ。「今後も多くの分野で交流したい」と述べた。
なばなの里や鈴鹿サーキット、伊勢志摩を訪れたことがあると紹介。「伊勢志摩は自然や文化で豊か。三重とトルコの関係が、より強くなることを願う」と語った。
一見知事は、日本とトルコの友好125周年を記念して製作された映画「海難一八九〇」などを紹介した上で「日本にとってトルコは大切なパートナー」と語った。
県職員有志で復興支援の救援金を日本赤十字社に送ったことも紹介。「トルコの方々に三重を訪れてもらいたい」と述べ、忍者の里として知られる伊賀市などへの訪問を呼びかけた。