横断歩道で歩行者優先推進 四日市のJSRがモデル事業所に 三重

【指定式を終えた(左から)山近工場長、射場署長、山田専務理事=同市川尻町のJSR株式会社四日市工場で】

【四日市】三重県警四日市南署(射場重人署長)は17日、同市川尻町のJSR株式会社四日市工場(山近幹雄工場長)で、「ACTION38推進モデル事業所」の指定式を開いた。同指定は管内2社目。

「ACTION38」は県警独自の取り組みで、信号機のない横断歩道での停止向上を図り、横断歩行者の交通事故ゼロを目指している。道交法第38条(横断歩道等における歩行者等の優先)の「38」を引用した広報用ステッカーを業務用車両に貼付して、横断歩道での歩行者優先をより一層推進するキャンペーンを県下で展開している。

式典には署長、工場長ら9人が出席。射場署長は「横断歩道上での痛ましい事故が発生している。停車率100%を目標に周知していただきたい」、四日市南安全運転管理協議会の山田統雄専務理事が「従業員の方々の意識向上に役立てて」と、それぞれ話し、「ACTION38推進モデル事業所指定書」と車両用ステッカーを山近工場長に手渡した。

山近工場長は「南署のご指導の下、交通安全意識をより一層高め、社員と家族はもとより地域にも周知していきたい」と決意を述べた。