松阪商高に野球用具寄贈 伊勢鋼材と百五銀、SDGs私募債活用 三重

【寄贈目録を示す松森会長(左)と西根校長=松阪市豊原町の松阪商業高校で】

【松阪】伊勢鋼材(大阪市淀川区)と百五銀行(三重県津市岩田)は17日、松阪市豊原町の県立松阪商業高校へバットなどを寄贈した。百五SDGs私募債(寄付型)を活用した。

同私募債は発行手数料の一部を使い、発行企業の指定先が希望する物品を購入、寄付する仕組み。同社は令和3年3月25日に6千万円発行した。

寄贈品はスピードガンとバット、重量がある「メディシンボール」の3種類。

伊勢鋼材は津市白山町家城出身で同校卒業生の松森勝巳会長(86)が設立し、ステンレス鋼材の製造を手がけている。

同校で寄贈式があり、松森会長と百五銀行大阪営業部の水谷真一部長、西根正子校長が出席した。

松森会長は「寄贈先は真っ先に母校が思い浮かんだ。ますます栄えることを願っている」とあいさつ。

西根校長は「早速野球部の練習で使っていて、ありがたい。卒業生に学校を支えていただいている」と感謝した。