熊野市予算案3・4%減の131億円 熊野アグリパーク整備費など

【熊野】三重県熊野市は15日、令和5年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比3・4%減の131億4198万円。前年度に続き大型予算を編成した。

歳入は、市税が15億696万円(前年度比2・2%増)、地方交付税が前年度と同額の56億円、市債が8億5970万円(同38・9%減)。

歳出では、金山町での「熊野アグリパーク整備事業」に1億8935万円、同パーク用地取得事業に1億306万円を計上した。

同日公表した同事業基本構想では「くまのほんわりファーム」の施設名称で総事業費約30億円をかけ、令和11年度の開業を目指す。年間売上目標12億円。運営主体は新会社の設立を想定している。

当初予算では、農業生産「アグリ部門」と集客交流「パーク部門」の施設整備や運営手法を盛り込む基本計画を策定し、用地測量や地質調査、用地造成・建物に関わる基本設計を進める。