料理やスイーツ学んだ集大成 伊勢調理製菓専門学校で卒業展 三重

【彩り豊かな中華前菜など生徒らが手がけた料理が並ぶ会場=伊勢市河崎の伊勢調理製菓専門学校で】

【伊勢】三重県伊勢市河崎の伊勢調理製菓専門学校で11日、卒業作品展が開かれ、生徒らがこれまで学んだ知識と技術の集大成として、趣向をこらした料理やスイーツを披露した。

来月に卒業を控えた調理師科と製菓衛生師科の21人が、約100品を出展。メニュー構成や試作と3カ月ほどかけて準備を進めてきた。

製菓部門では、イチゴのタルトやチョコレートケーキ、繊細な和菓子などが並んだ。調理では、三段重の正月料理やフレンチのコース料理、大根の飾り切りや蒸し鶏、ハムなどを竜の姿に彩りよく盛り付けた中華の前菜などが披露され、来場者らが感心していた。

おひな様をテーマにした「雛(ひな)御膳」を出展した小林栞さん(19)は「天ぷらや野菜の飾り切りなど学んできたことが出せた。きれいな色合いを出すのに苦労した。家族に見てもらえてよかった」と話していた。

作品展は3年ぶりに一般公開され、販売コーナーでは、生徒が作った焼き菓子やパン、コロッケなどが人気を集めていた。