シャドーボックス、増田さん作品展 津の榊原温泉郵便局

【シャドーボックス作品を紹介する増田さん=津市榊原町の榊原温泉郵便局で】

【津】三重県津市榊原町の増田芳江さん(81)はこのほど、同町の榊原温泉郵便局で紙の絵柄を幾重にも重ねる「シャドーボックス」の作品展を開いた。小品から大作まで13点を展示している。28日まで。

シャドーボックスは細かな絵柄を切り抜いて張り重ねつやを出して立体感や影を表現する芸術。増田さんは64歳から始め、現在は津市で「アトリエJ」を主宰する堀淳子さんに師事する。作品展は20日に榊原公民館が堀さんによる体験講座を開くことから、実際の作品を見てもらおうと開いた。

半年かけて制作した大作「シャンパン ホワイトスター」はアールヌーボーの画家アルフォンス・ミュシャの図柄。優美な女性の両脇に花の絵柄を添えている。

増田さんは4年前に大病が見つかり治療をしながら制作しているといい「これが元気の秘訣(ひけつ)。同じ絵柄でも表情が一つ一つ違うのでどんなものか知ってもらえたら」と話した。

体験教室では約12センチ角の色紙にウサギの豆びなを制作する。受講料は材料費含め1300円。15日までに同公民館=電話059(252)1454=に申し込む。