山商高生、総菜を共同開発 マックスバリュ東海、三重県産品使用

【県食材をいかした新商品を手にする宇治山田商高の生徒ら=伊勢市小木町のマックスバリュララパーク店で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立宇治山田商業高校の生徒と食品スーパー「マックスバリュ東海」(本社・浜松市)が、県産食材をいかしたレトルトカレーや総菜など3品を共同開発した。

開発したのは、県産の豚肉と伊勢エビパウダーを使った「yamasho(ヤマショウ)ポークカレー」(税込み213円)、伊勢茶のクリームと白玉、あんをクロワッサンで挟んだ「クロワッサンサンド」(248円)、県南部特産マイヤーレモンの風味をいかした「かつおの竜田揚げ」(100グラム・321円)。

3年生24人が、選択科目「課題研究」の一環で、昨年4月から同社と協力。担当者に商品開発やマーケティングの知識を学びながら、使う食材やメニューのアイデアを提案し、試作や改良を経て商品化された。同社は地域活性につながる取り組みとして、地元の学生と連携した地域商品の開発を行っている。同校との連携は2回目。

販売初日の4日は、生徒15人が、同市小木町のマックスバリュララパーク店で、買い物客らに新商品をアピールした。カレーの開発を担当した浜口颯太さん(18)は「ポークカレーに伊勢志摩特産の伊勢エビを組み合わせた。うまくいくか心配だったけど、スパイシーなカレーに伊勢エビ風味がいいアクセントになった。レトルトなので、忙しい日や一人暮らしの学生らに食べてもらいたい」と話していた。

共同開発商品は三重、愛知、岐阜各県のマックスバリュ店舗(一部店舗を除く)で、数量限定で販売。