「アート炎」絵画展3年ぶり 四日市市文化会館・三重

【個性豊かな作品が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市蔵町の絵画サークル「アート炎(えん)」(堀木英範代表)は27日、同市安島の市文化会館で、3年ぶり29回目となる「アート炎展」を開いた。清水吉郎講師(80)と会員8人の人物や風景、静物画など、油彩画を中心に55点を展示している。29日まで。

最年長の植村正弘さん(88)は、大樹の古根をダイナミックに表現した「垂坂樹根」など6点を出展。浜野輝子さん(73)は、絵画仲間が話し合う様子を描いた「おばさんサミット」など4点、吉田幸司さん(68)は、四日市の過去と現在を融合させたパロディー画「ヨッカイチ!」など6点を並べている。

同サークルは平成3年に創設。ローマン派美術協会理事で審査員の清水講師の指導で、週1回、同市蔵町のなやプラザで創作活動に励んでいる。清水さんは「一人一人の個性を重視している。自由な発想で楽しみながら描いた多彩な画風を味わっていただきたい」と話していた。