
【鈴鹿】住友生命が全国で開催する「スミセイアフタースクールプロジェクト」が18日、三重県鈴鹿市南グループ堀江一丁目の箕田学童保育所であり、1―5年の児童14人が「宇宙の未来」をテーマにしたオンライン授業を受けた。
天文学普及プロジェクト「天プラ」代表の理学博士、高梨直紘氏が講師を務め、仮想宇宙空間シミュレーターを使った映像を通じて、子どもたちに天体の大きさや距離などを分かりやすく説明。宇宙の果てについて「現在は134億光年先の銀河まで見ることに成功している」と話した。
質疑応答では「宇宙人はいるか」の問いに、高梨代表は「必ずいるが地球には来ていない」と答え、「無数の星がある中で地球人しかいないとは考えられない。しかし、星と星の距離を考えると、日本から見える一番近いシリウスでさえ8・7光年。遠すぎて地球には来ていないと思う」との見解を示した。
熱心に話を聞いていた5年の村田楓さん(10)は「太陽はとても大きいと思っていたが、宇宙から見たら小さいのだと知り驚いた。宇宙のことがもっと知りたくなった」と話していた。
同プロジェクトは全国の学童保育などを対象に「いのち」「健康」「未来」「夢をかなえるプログラム」をテーマに、出張授業として無料で提供。1年間に全国50カ所で開催する。
同学童保育所は抽選で選ばれた。