最多更新、5457人感染 新型コロナ、10人が死亡 三重

三重県は12日、ゼロ歳から90歳以上までの5457人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者としては6日発表の5447人を上回って過去最多。県内の感染者は延べ40万6431人となった。

県は70代男性3人、80代男女2人、90代男女5人の計10人が7日から11日までの間に死亡したと発表。うち80代女性1人は新型コロナが死因、他の9人は別の死因だった。県内感染者の死者は789人となった。

県によると、新規感染者は前週同一曜日比で3574人の増加。2日ぶりに前週同一曜日を上回った。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は1497・64人。前週比は2・04倍で169日ぶりに2倍を上回った。

12日現在の病床使用率は66・4%で、前日から5・6ポイントの上昇。4日連続で60%を上回った。入院中の感染者は前日比32人増の380人で、うち重症者は1人増の9人。宿泊療養者は10人増の110人となった。

県の患者情報プロジェクトチームは感染者数が過去最多となった理由について「3連休明けで診療が増えたためと考えられる」と説明。「感染者が増加傾向にあることに留意し、引き続き基本的な対策を徹底してほしい」としている。

新規感染者は四日市市で953人、津市で872人、鈴鹿市で625人、松阪市で483人、桑名市で351人、伊勢市で348人、伊賀市で260人、名張市で227人、亀山市で157人、志摩市で143人、いなべ市で129人、菰野町で120人、熊野市で69人、東員町、明和町、尾鷲市で63人ずつ、大紀町で56人、御浜町で51人、紀宝町で49人、川越町で47人、鳥羽市で45人、県外で43人、玉城町で41人、多気町で36人、紀北町で35人、朝日町で33人、南伊勢町で27人、度会町で26人、木曽岬町で23人、大台町で16人、不明で3人。