陶磁器人形「ロマンドール」展示 津で鈴木洋子さんと門下生

【陶磁器人形「ロマンドール」が並ぶ会場=津市久居東鷹跡町の市久居アルスプラザで】

【津】陶磁器人形「ロマンドール」の作品展が12日、三重県津市久居東鷹跡町の市久居アルスプラザで始まった。ロマンドール協会師範の鈴木洋子さん(84)=同市万町津=と60―80代の生徒16人の作品約200点を展示し、一部を販売している。15日まで。入場無料。

ロマンドールは磁器粘土を自由に成形してドレスを着せ、自然乾燥した後、釉薬(ゆうやく)を塗って1100度で焼成する工芸。鈴木さんは40年前に同協会に加入し、久居老人福祉センターなどで指導している。作品展は約5年ぶりで、同センターとコロナ禍で休講中の公民館講座生の作品を合同で発表した。

フレアがたっぷり入ったドレスに細かな花をあしらうなどさまざまなデザインの人形のほか、バラの花籠やリース、内裏びななど愛らしい作品が並ぶ。

鈴木さんは「顔も手もドレスも同じ物が一つしかないのがロマンドールの魅力。皆楽しみながら苦労しながら作っていることを作品から感じてもらえたら」と話した。