伊勢市役所が仕事始め 市長、全体の連携呼びかけ 三重

【職員を前に年頭のあいさつをする鈴木市長(左)=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市の鈴木健一市長は仕事始めの4日、市役所で職員に向けた年始のあいさつをした。

部次長級の職員35人が、対面やウェブ配信で参加した。

鈴木市長は「伊勢市駅前B地区(再開発ビル)での福祉拠点がオープンを迎え、C地区の再開発事業が動いてくる」などとし「それぞれの事業について、担当課だけでなく市全体の事業としてしっかり連携を取ってほしい」「職員の部、課を超えた連携、市民との交流を意識的に取っていただくことを強くお願いしたい」と呼びかけた。

新年の課題として、人口減少や少子高齢化の中での人材確保、デジタル政策の推進、ダイバーシティ(多様性)・インクリュージョン(包括性)への対応などを掲げた。

また、関東大震災から100年の節目と紹介し「南海トラフへの対策が急務。市民の命を守るとともに、職員の皆さんとその家族を守る意識を持って、一人一人主体的に取り組んでほしい」と述べた。