2063人感染7人死亡 新型コロナ 病床使用率上昇で53・7%

三重県は31日、ゼロ歳から90歳以上までの2063人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。26日ぶりに前週の同じ曜日を下回った。県内の感染者は延べ37万2522人となった。

また、県は感染者のうち70代男性1人、80代男女3人、90代女性3人の計7人が死亡したと発表した。70代、80代、90代の男女3人は新型コロナが死因、他の4人は別の死因だったという。

うち80代の女性は自宅療養中に容体が悪化し、救急搬送後に亡くなった。新型コロナが死因でなく、基礎疾患もなかったという。県は死因を明らかにしていない。県内感染者の死者は703人となった。

県によると、新規感染者は前週同一曜日比で642人の減少。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は1203・73人で前週の1・10倍。10日連続で千人を超え、22日連続で1倍を上回った。

病床使用率は53・7%で前日から1・4ポイントの上昇。5日連続で50%を上回っている。入院中の感染者は前日比8人増の303人で、重症者は前日と同じ3人。宿泊療養者も前日と同じ93人となっている。

県の患者情報プロジェクトチームは「年末年始の休診や受診者の少なさが影響し、年明けごろまで新規感染者数が実態より少ない可能性がある。依然として感染者は増加傾向にあると考えられる」としている。

新規感染者は津市で327人、四日市市で315人、鈴鹿市で233人、松阪市で226人、桑名市で182人、伊勢市で百人、伊賀市で95人、いなべ市で75人、亀山市で57人、菰野町と鳥羽市で53人ずつ、名張市で46人、東員町で44人、熊野市と県外で35人ずつ、志摩市で27人、川越町で21人、明和町で17人、尾鷲市で15人、大台町で14人、朝日町と多気町で13人ずつ、玉城町と御浜町で11人ずつ、大紀町で10人、紀北町で9人、南伊勢町で8人、度会町で7人、紀宝町で5人、木曽岬町で4人、不明が2人。