震度6強想定、初動対応など確認 四日市南署が総合防災訓練 三重

【チェンソーやエンジンカッターの取り扱い訓練をする署員ら=四日市市新正の四日市南署で】

【四日市】三重県警四日市南署(射場重人署長)は防災の日の9月1日、同署で総合防災訓練を実施した。午前7時、熊野灘を震源とする最大震度6強の地震発生を想定し、署員42人が参加した。

出動服で参集した署員を前に、射場署長が「管内の実態を迅速、的確に把握し、関係機関と連携して万全を期して対応し、警察の使命を全うできるよう現実的で実のある訓練としよう」と訓示した。

署員らは四部隊に分かれて訓練を開始。警察施設の被害確認、災害警備本部の設置、災害用装備資機材の取り扱い、被留置者の避難、交通対策のための手信号などの初動対応訓練をした。

災害救助隊到着前に、所轄署員が装備品を使って初動活動をする救出救助装備取り扱い訓練では、倒壊家屋の屋根に侵入口を開けるチェンソーの取り扱いや、車両に閉じ込められた人を救助するエンジンカッターの操作訓練などに励んでいた。