<聖火と走る>人々が助け合える世界願い 薬剤師 松本美千江さん 三重

【松本美千江さん】

延期が決まった時は残念に思いましたが、何より五輪ができなくなるのではという心配が大きかったです。この一年、コロナが収束することを切望しながら、希望を持ち続けてきました。医療従事者の方々、感染防止に努めておられる皆さんに心から感謝しています。

コロナ禍で、皆が健康であることが本当に幸せなことであり、そうあることが平和なのだと痛感しました。

聖火ランナーに応募した時から、今も思いは変わっていません。五輪は、宗教、人種、政治を超えたスポーツの平和の祭典です。その「平和の聖火」をつなぐランナーとして少しでも役に立ちたい気持ちです。五輪を巡るさまざまな出来事があり、改めてその意味を考えさせられました。今世界で起きている災いや紛争に、人々が向き合い助け合える世界を願って、大切な200メートルを走りきりたいと思います。