-聖火と走る- 大役、盛り上げたい 歌手の鳥羽一郎さん

【聖火ランナーへの意気込みを鳥羽一郎さん=東京都で】

身に余る光栄で、自分のような者でいいのかという気持ちです。大役と考えています。前回大会の昭和39年はまだ小学6年生でした。テレビが普及し始めたばかりで、家族と一緒に盛り上がった思い出があります。特にはだしでマラソンに出場したエチオピア代表のアベベ・ビキラ選手が印象に残っていますね。

当初は鳥羽を走ってもらえないかというお話でしたが、どうしても予定が合わなくて2日目の伊賀市を走ることになりました。その予定も新型コロナウイルスの影響でなくなってしまいましたが。伊賀市は中学校の担任の出身地です。地元の鳥羽を走るのが一番いいとは思いますが、せっかく選んでいただいたので三重県代表として走りたいです。同級生も当日見に来ると言ってくれました。

中学時代はマラソンが得意で、市民レースに出場したこともあります。体を動かすことは好きで、ゴルフでもカートは一切乗りません。ランナーに決まってからは家の周辺を新しい靴と一緒に走っています。当日いざスタートしてこけました、では大笑いされてしまいますから。下見もして入念に準備したいです。

新型コロナは我々の仕事も痛手を受けていますが、大会の成功を願っています。歌と違いプレッシャーはありますが、微力ながら自分なりに盛り上げたいです。