2019年11月2日(土)

▼県民代表で、当事者でもある県議が選挙啓発グッズのティッシュについて、投票率向上に意味がないのではないかと問い、啓発の現場指揮官、県選管書記長が「効果は、私も疑問に思っている」

▼執行者も監督者も、効果などないと思う事業を半世紀も続けていたということか。前例踏襲、惰性、思考停止など、県政のお定まりの評価が脳裏を駆ける。○○週間や△△月間の啓発ティッシュはどうか

▼東京勤務中は通勤途中に次々差し出されるチラシにへきえきした。ほとんど無視したが、例外は何かの運動団体の声明文と、ティッシュとともに渡されるチラシ

▼風邪気味の寒い日など重宝した。受け取れば読む。消費者金融、娯楽・健康・スポーツ関係が記憶に残るが、割引券代わりのチラシがはさんであることもあり、サウナ付きカプセルホテルはよく利用した

▼チラシよりティッシュの方が受け取られるのは、県庁舎ロビー展での比較を見ても分かる。エサで釣ると言っては身もふたもないが、せっかくのいいエサを使っても「効果は疑問」というのは魚が悪いのか、釣り師の腕か。同じ選挙グッズのボールペンも、デザイン、機能などの工夫で使われるケースは増える気がする

▼選挙グッズは、ファッションで言えばアクセサリーだろう。スーツではない。取り換えは利かない。それぞれを磨き上げて一体的に身につけてこそベストファッションだが、長年の緊縮財政で予算が削られて、スーツはくたびれ、アクセサリーは流行遅れ。磨く意欲もうせた。みすぼらしくなった責任はどちらにあるか。どちらでもないか。