【四日市】三重県桑名市出身で、令和6年に81歳で亡くなった水谷征矢生(そやお)さん=愛知県みよし市=の遺作展が、四日市市天カ須賀の「ART STUDIO M」で開かれている。10月4日まで。
水谷さんは、日本を代表する美術団体「二科会」の会員で、病に倒れるまで絵筆を握り続けた。桑名高校を卒業後、トヨタ自動車に入社。就職したころから本格的に絵を描き始め、退職するまでは〝二足のわらじ〟で創作活動に取り組んだ。
同展は、いなべ市の画家八島正明さん(89)からのオファーを受けて遺族が開き、残された300点ほどの作品の中から14点を選んだ。初期の作品「女」や遺作となった「鳥の歌」など、独自の世界観を表現した作品が並ぶ。
妻の邦恵さん(81)は「真面目で穏やかな人だった」と故人をしのんだ。息子の正邦さん(45)も「物静かな人で、絵に情熱を注いでいた」と振り返り、「父の思いが込められた作品を、一人でも多くの人に見ていただけたら」と話した。
